天狗問答

金剛頂寺大師堂

大師が19歳の頃、求聞持法の修行中に金剛頂寺を訪れた。ところが、楠の巨木の空洞に天狗が巣くっていて、人々に悪事を働き、弘法大師の修行の邪魔ばかりする。そこで、大師は天狗たちと問答し、火炎の術で西方の足摺岬へと追い払った。そして、天狗たちが戻ってこないように、自分の像を彫って楠の空洞に納めた。通常は南向きであるはずの大師堂が西を向いて建っているのは、これが理由といわれている。

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